一酸化炭素中毒

業務用厨房内に一酸化炭素 (CO) が充満し,その後,換気扇を稼働させて強制換気する様子を可視化しています.中央の火気から一酸化炭素が発生し,高温のため天井付近に滞留します.右側の壁に警報器 (赤色) が設置されており,その位置で高濃度の一酸化炭素が検知された時点 (1114秒) で火気を止め,2基の換気扇が稼働すると,右側下方の給気口から新鮮な空気が取り込まれ,一酸化炭素濃度が低下していきます.一酸化炭素 (CO) 濃度の等値面を可視化しています.

特徴

換気が不十分な部屋でガスコンロやストーブなどの火気を使用すると,不完全燃焼が起こり,人体に有毒な一酸化炭素ガスが発生します.一酸化炭素ガスは無色無臭のため,ガス発生の可視化は効果的です.ガスが充満する過程に加え,窓開けや換気扇または、警報器の鳴動に合わせた換気の様子も可視化でき,警報器設置位置の妥当性を検証できます.また,一酸化炭素中毒の判断指標であるCOHb値も評価できます.

受託解析の流れ

1) 以下の条件をお伝えください.
・解析対象となる部屋の寸法
・火気 (ガスコンロやストーブなど) の位置など
必要に応じて,以下の情報もお伝えください.
・窓や給気口,換気扇
・警報器 (アラーム)

2) 弊社でシミュレーションします.

3) 以下の形式で結果をご報告します.

報告形式

形式① 警報機位置での一酸化炭素ガス濃度とCOHb値の時間変化 (任意位置における数値データ)

形式② COHb値の可視化 (2次元:任意断面の等値面)

形式③ 一酸化炭素ガスの濃度等値面

形式④ 一酸化炭素ガスのボリュームレンダリング

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