都市風速マップの数値データの利用について

都市風速マップの作成に用いたデータには以下のものが含まれます.

データフォーマット (拡張子)説明
非定常風速データVTK形式 (.vtr)連続する瞬間風速データ, field000500.vtr~field000600.vtrの計101ファイル
LargeとMidは1秒間隔の計100秒分, Smallは0.5秒間隔の計50秒分
時間平均風速・RMS風速データVTK形式 (.vtr)時間平均風速とRMS風速を含むファイル, field_stats.vtr
都市形状データSTL形式 (.stl)地形データと建物データを結合した都市データ
(例) TokyoSta_Large.stl
地上1.5mの形状データSTL形式 (.stl)地形データを上方に1.5mオフセットしたデータ, 都市風速マップの作成に使用
(例) TokyoSta_Large_dem_h1.5m.stl
StateファイルXML形式 (.pvsm)ParaView用の可視化設定ファイル (通称, Stateファイル)
ParaViewで上記データを読み込み,都市風速マップと同等の可視化を行うために使用
(例) instVel.pvsm

ParaView (オープンソース) を用いて上記データを可視化できます.

1. Stateファイルを用いたParaViewでの可視化

(1) ParaViewを起動します.

(2) FileからLoad State を選択して,Stateファイル (.pvsm) を開きます.

(3) “Load State Options” のウィンドウが表示されるので,”Load State Data File Options” から “Choose File Names” を選択します.

(4) 上から順に,都市データ,1.5mオフセットした地形データ,風速データのファイルパスを選択してOKします.

正しくファイルが読み込まれると上の例のように可視化結果が表示されます.

マウス操作で回転,マウスホイール操作で拡大縮小,マウスホイールクリック操作で水平移動できます.(3D表示時)

2. 計算領域と計算格子の確認方法

計算領域は 2.5km (Large), 1.25km (Mid), 625m (Small) です.格子数は625x625x200で共通です.

水平方向の格子幅は4m (Large), 2m (Mid), 1m (Small) です.また,鉛直方向の格子幅は,50cm (海抜50m以下),海抜50m~600mは不当間隔です.

最新の情報,解析手法や計算条件については都市風速マップのページをご確認ください.

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