数値解法として広範囲なレイノルズ数流れを扱うために、三次精度上流差分を採用しています.
さらに多方向差分を用いることもあります.
その結果,Nagareの特徴として以下が挙げられます.
計算格子サイズ以上はDirect Numerical Simulation(DNS)に等しい結果が得られる
DNS:最小格子間隔を最も小さい渦のスケールを解像できる程細かく設定した解析
implicit Large Eddy Simulation(iLES,陰的LES)を採用
計算格子サイズ以下にはスキームに組み込まれている固有の数値粘性による散逸が効果的に働く一方,上に記載の計算格子サイズ以上の計算結果に悪影響を及ぼさない
※一般的なLESには計算格子サイズ以下の取り扱いに乱流モデルを使う
計算格子の節約による高速化
DNSによる解析との比較で,2次元で1/16、3次元では1/64程度の格子数であっても、詳細な比較をしなければ分からない程度の差しか生じないことが確認されている
計算機の高速化・マルチコア化により,計算格子をより細かくしていくことが可能となり,より高精度な解析を実現しています.
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